ニンジン培養細胞の細胞壁糖蛋白質
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概要
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細胞壁よりCaCl2で抽出した糖蛋白質 (SEG) および培養細胞が培地中に放出する糖蛋白質 (ECG) をカラムクロマトグラフィで精製し, その化学組成を調べた. SEGは約60%の蛋白を含むがECGはその約90%を炭水化物で占め蛋白含量は低かった. 主要な構成糖はどちらもアラビノース, ガラクトースとウロン酸で, ハイドロキシプロリン含量はSEGで6%, ECGで9%であった。その他のアミノ酸組成に関してはECGとSEGで明確な相違が認められた.
- 日本植物細胞分子生物学会の論文
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