後腹膜腫瘍の2症例
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概要
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後腹膜腫瘍について,自験例を中心に報告し,その定義,臨床像,診断,治療,予後などについて綜説し,自験例の特徴を挙げて検討した.症例1は臨床経過が2年半の平滑筋肉腫であり,肝への浸潤が強く摘出不能であつた.組織像の上からは比較的異型性が乏しいにもかかわらず,転移や浸潤が認められた.症例2は臨床経過が12年半の脂肪肉腫であり,当初から悪性腫瘍として経過したものか,良性腫瘍の悪性化したものかが問題であり,また,巨大な腫瘍にもかかわらず手術で全摘が可能であつたことは特記すべきことである.さらに,本例はBorrmann IV型の胃癌を併発しており,重複腫瘍としても貴重な一例と考えられた.
- 財団法人 日本消化器病学会の論文
著者
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小暮 洋暉
独協医科大学第2外科
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田島 芳雄
独協医科大学第2外科
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西田 研治
独協医科大学第二内科
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菅谷 仁
独協医科大学第二内科
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庵 政志
独協医科大学第二内科
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杉田 敏夫
独協医科大学第二内科
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五月女 茂
独協医科大学第二病理
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久内 徹
独協医科大学第二内科
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木村 和夫
独協医科大学第二内科
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安達 正夫
独協医科大学第二内科
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前原 操
独協医科大学第二内科
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原田 尚
独協医科大学第二内科
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原田 尚
独協医科大学第2内科
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菅谷 仁
独協医科大学第2内科
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前原 操
独協医科大学第2内科
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杉田 敏夫
独協医科大学第2内科
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