アシステッド・ハッチング(AHA)改良法による牛胚移植成績の向上
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概要
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低ランク牛胚の利用性を高めるため、アシステッドハッチング(AHA)の応用を試みた。現場で応用しやすいように、33G歯科用注射針を用いた切開針2本を使う改良法を考案し、凍結融解後の牛胚にAHA改良法を応用した。融解胚の廃棄が、AHA未実施2年間の成績22.0%(104/473)から、4.4%(9/203)と約1/5に減少した。受胎率は応用例で50%(15/30)を示し、非応用例の受胎率38%(81/214)を12ポイント上回った。<BR>採胚時の低ランク胚への応用では、AHA後に培養を実施したが、処理胚の76.9%(10/13)が正常胚として利用可能となった。以上のことから、AHA改良法により低ランク牛胚を有効活用できる可能性が示された。
- 日本家畜臨床学会の論文
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