Acoustic Otoscope Recorder Model 501の使用経験
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概要
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本機を滲出性中耳炎 (OME) の検診に使用したところ, 正答率は94.7%で, OME検出率 (sensitivity) は50.0%と低かったが, 正常検出率 (specificity) は98.0%と高かった. 本機がOME群と判定した例のうち, 実際にOMEである確率 ( (+) のpredictivity) は66.7%, 正常群の判定のうち, 実際に鼓膜所見正常である確率 ( (-) のpredictivity) は92.6%であった.<BR>次に本機を臨床診断に使用したところ, 正常検出率 (specificity) は92.7%と高かったが, 貯留液耳検出率 (sensitivity) は64.1%と低く, 穿孔耳, チューブ挿入耳, アテレクタシス耳は検出できなかった. 貯留液耳検出率 (sensitivity) は年代による差を認めなかった.
著者
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小林 一女
昭和大学医学部耳鼻咽喉科
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小林 一女
昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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杉内 智子
昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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岡本 途也
昭和大学医学部耳鼻咽喉科
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三辺 武幸
昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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浅野 公子
昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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高岡 佳弘
昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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根岸 正之
昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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