EDTA滴定法による鉄,アルミニウム,マンガン,カルシウムおよびマグネシウムの連続定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
鉄(III),アルミニウム(III),マンガン(II),カルシウム(II),およびマグネシウム(II)共存の塩酸あるいは過塩素酸酸性溶液に酢酸アンモニウム溶液を加えてpHを2.0としてサリチル酸を指示薬としてEDTA標準液で滴定し鉄を定量する.ふたたび酢酸アンモニウム溶液を加えてpHを3.0として,アルミニウム量に対して小過剰のEDTA標準液を加えたのち,α-ピリジル-β-アゾナフトールを指示薬として硫酸銅標準液で逆滴定しアルミニウムを定量する.これにさらに酢酸アンモニウム溶液を加えてpHを4.5として,マンガン量に対して小過剰のEDTA標準液を加えたのち,アルミエウムの場合と同様に硫酸銅標準液で逆滴定しマンガンを定量する.つぎにこの溶液の一部を分取し,アンモニア水を加えてpHを10.0として,アルミニウムおよびマンガンの場合と同様に,硫酸銅標準液で逆滴定しカルシウムおよびマグネシウムの合量を定量する.残りの溶液にシュウ酸アンモニウム溶液を加えてカルシウムを分離したのち,カルシウムおよびマグネシウム合量の定量の場合と同様に処理してマグネシウムを定量する.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- 鉄鋼化学分析の最近の動向
- 179 常圧溶融法による鋼中の酸素の定量(性質・分析, 日本鉄鋼協会第 66 回(秋季)講演大会講演大要)
- 高合金鋼中のホウ素の定量法
- キレート滴定法による鉄鋼中のスズの定量
- 硫酸第二鉄錯塩法によるイオウの吸光光度定量
- EDTA滴定法による鉄鋼中のニオブの定量
- アクリジンによるニオブおよびタンタルの分離ならびに定量 : アクリジンによる金属の分離ならびに定量法に関する研究(第4報)
- α-ピリジル-β-アゾナフトールによるバナジウムの吸光光度定量法
- EDTA滴定法による鉄,アルミニウム,マンガン,カルシウムおよびマグネシウムの連続定量
- オキシン塩抽出法による鉄鋼中のスズの吸光光度定量
- ホウ素鉄中のホウ素の定量
- 硫酸第二鉄錯塩法による硫化鉱,鉱滓,硫酸塩などの硫黄および硫酸根の迅速吸光光度定量方法
- クッペロン抽出法による非鉄金属中の微量の鉄の迅速吸光光度定量法
- ニトロソR塩法による鉄鋼中のコバルトの光度定量法
- EDTA滴定法によるジルコニウム鉄中のジルコニウムの迅速定量法
- ホウ素の定量におけるホウ酸の揮発について
- 鉄鋼中のジルコニウムの迅速吸光光度定量方法
- リン鉄中のリンの迅速定量方法
- 鉄鋼中の微量鉛の迅速光電光度定量方法