メチレンブルー法によるニッケル地金中の微量硫黄の定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
試料中の全硫黄を硫酸塩としたのち,ヨー化水素酸+ギ酸+赤リンの還元剤を用いて硫化水素としてとり出し,酢酸亜鉛溶液に吸収させ,塩化鉄の存在でパラアミノジメチルアニリンと反応させて生成したメチレンブルーの吸光度を測定する方法で微量の硫黄を定量した.<BR>ここに定めた条件のもとでは硫酸塩→硫化水素の反応における銅,亜鉛,コバルト,鉄,アルミニウム,ヒ素,アンチモン,ビスマス,スズ,鉛,マンガンなどの共存の影響はない.硫化水素→メチレンブルーの反応における各種要因中,酸濃度の影響は特異的でかつ大きく,吸収曲線の形に大きな変化をあたえる.この方法をニッケル地金に応用して0.0001%までの硫黄を±3%程度の精度で迅速(所要時間は約6時間)に定量した.
著者
関連論文
- 金属ニッケル分析法の研究(第3報)マグネシウム定量法
- セレン中の微量ヒ素の迅速定量
- 浮遊選鉱液中の微量ナトリウムエチルザンセートの定量
- メチレンブルー法によるニッケル地金中の微量硫黄の定量
- 金属ニッケル分析法の研究
- 比濁法によるセレン中の微量硫黄の定量
- 金属ニッケル分析法の研究-4-
- 金属ニツケル分析法の研究-5・6-
- 炎光分光光電光度計によるCa,Mgの同時定量法
- 金属ニッケル分析法の研究-9-
- 分別抽出法による銅地金中の微量のリンおよびヒ素の比色定量法
- 金属ニッケル分析法の研究-7・8-
- 金属ニッケル分析法の研究-10・11-
- タイトル無し
- コバルトの電解分析
- 酒石酸による鉄の紫外部吸収光度分析