金属ウラン中の銅の定量 : 金属ウラン中の微量物質の分析法(第5報)
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概要
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金属ウラン中の微量の銅を塩酸酸性溶液からジチゾン四塩化炭素溶液で抽出し比色定量する際の各種条件を検討した.最適な試料溶液の塩酸濃度は0.5〜0.7<I>N</I>であり,多量のウランの共存は差支えなかった.ジチゾン濃度は2±1×10<SUP>-4</SUP><I>M</I>で,ジチゾン四塩化炭素の量は5〜20m<I>l</I>で検量線に変化は見られなかった.銀25μg,鉄200μg,ニッケル200μgまでの共存は妨害せず,試料採取量,ジチゾン濃度,ジチゾン量を変化することにより0.3〜40ppmの銅が精度よく迅速に定量することが可能となった.
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