金属ウラン中のカドミウムの定量法 : 金属ウラン中の微量物質の分析法(第2報)
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概要
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金属ウランを塩酸および過酸化水素水に溶解し,蒸発乾固後,水に溶解する.pH3.3〜3.7に調節し,濃厚なジチゾンクロロホルム溶液(1×10<SUP>-2</SUP><I>M</I>)で抽出する.カドミウムを希塩酸で水層に逆抽出後,水酸化ナトリウムおよびシアン化カリウムを加えて80m<I>l</I>とし,2m<I>l</I>のジチゾンクロロホルム溶液(5×10<SUP>-5</SUP><I>M</I>)で抽出し比色定量する.本法では,あらかじめ酸性側からカドミウムを抽出するので操作が容易であり,多量のウランが使用できる.本法を用いて原子燃料公社製金属ウランから0.007ppmのカドミウムを見出した.
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