質量スペクトルによる微量成分の分析のための特性ピークおよび感度の検討 : ポリビニルアルコール製造工業へのスペクトロメトリーの応用(第6報)
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概要
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微量の不純物を検出するには機器分析法が有効であるが,検出と同時にある程度の定性ができる点で,質量スペクトル法が最もすぐれている.<BR>にの特質を生かし,定性分析への労力をいくらかでも軽くするため,約350種の炭化水素および含酸素化合物のパタンを整理して,物質の種類により強いピークの現われる位置を調べた.<BR>これを化合物の種類(主として官能基)別およびピークの位置別にならべ,検出されたピークの位置から,その物質の定性がしやすいようにした.<BR>また,純物質が得られないため,あるいは沸点が高いために,感度がわからず,定量分析のできない場合を考え,感度と分子量の関係を調べ,全イオン強度が分子量とともに増大するにと,この関係が物質の種類ごとに,ほぼ直線的であることを知った.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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