滴定法によるプロセス用濃度計の試作研究
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概要
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化学工業のプロセスにおける多成分系液体中の特定成分について,その濃度の連続分析あるいは自動制御のために,電気化学的分析法の原理にもとつく滴定法を応用した濃度計を作成した.<BR>この分析機器はプロセスの主流から被測定液体を一定時間間隔で一定量ずつサンプリングし,いわゆるバッチ法で容量分析を自動的におこなうように考案したものである.滴定の終点までに消費された標準試薬の量は無慣性定速電動機によって正確に積算され,電気的信号に変換されて電子管式自動平衡計器にて計測される.<BR>本報では装置の動作原理と基本的構成についてのべ,各部の性能について検討した結果を記述するとともに,基礎的実験例として強酸-強塩基の電位滴定に適用した結果について報告する.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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