空気,尿中のペンタクロルフェノール,テトラクロルフェノールの同時定量
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概要
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4-アミノアンチピリンによる2成分定量法で,空気,尿中のペンタクロルフェノール,テトラクロルフェノールを同時に定量する方法を検討して,次のような方法を得た.空気の場合は0.014<I>N</I>水酸化ナトリウム溶液50m<I>l</I>に吸収し,ホウ酸1.24gを加えて, pH 7.13として呈色させる.尿の場合は尿に多量のフェノールがあり,これによる呈色とテトラクロルフェノールの呈色は類似している.弱酸を加えて蒸留すればフェノールの留出は少なく,さらに弱酸牲で反応させればフェノールの呈色は弱いので,試料尿にクエン酸を加えて蒸留し,留出液をpH 4.16で呈色させる.空気,尿ともに470,570mμ両波長での吸光度より,ペンタクロルフェノール,テトラクロルフェノールを同時に定量する.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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