過酸化水素およびジフェニルカルバチドによる微量のバナジウムの定量
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概要
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硫酸酸性において,ジフェニルカルバチドを過酸化水素で酸化すると,最初赤紫色となり黄色から無色となる.この際,バナジウムが存在すると反応は著しく速くなる.そこで,この反応を利用して微量のバナジウムの定量を試み好結果を得た.<BR>水酸化ナトリウムアルカリ姓の試料溶液0.20mZを比色管にとり水で2.5m<I>l</I>にうすめ,硫酸10m<I>l</I>を加え水冷し,3%過酸化水素水溶液0.50m<I>l</I>を加え室温まで水冷する.これにジフェニルカルバチド溶液(0.19/50m<I>l</I>硫酸)0.50m<I>l</I>を加え,沸騰水で加熱して退色するまでの時間を測定し,0.0011〜5μgのバナジウムを定量した.硝酸イオン5μg,鉄イオン80μg以上は影響する.
著者
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