遊離脂肪酸のガスクロマトグラフィー
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概要
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遊離脂肪酸は極性が大きく,その分析に使われるほとんどすべての分離管内充てん物,あるいは試料注入口,導管,分離管壁に吸着され,また会合を起こすなどその分析に際して困難な問題を生じやすい.<BR>著者らは脂肪酸のこの吸着,会合をできるだけ除き,再現性のある,しかも対称性のよいピークを得るための担体および固定相液体の選択,シラン処理,リン酸添加そしてさらに分離管を含む全流路の管の材質の検討を行なった結果,担体としてはガラス玉を,固定相液体にはアジピン酸ジエチレングリコール・ポリエステルを用い,装置の全流路をホウケイ酸ガラス製にすることによって,分離管温度200℃以下でC<SUB>5</SUB>〜C<SUB>22</SUB>の飽和および不飽和の遊離脂肪酸を非常に対称的なピークとして,また再現性よく分離分析することができた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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