滴定法によるカルボン酸のイオン交換クロマトグラフィー : 有機酸のイオン交換クロマトグラフィー(第4報)
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概要
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強塩基性陰イオン交換樹脂カラムを用いたカルボン酸のクロマトグラフィーに際して,その溶出液を弱酸性陽イオン交換樹脂のカラムを通すことにより,含まれているカルボン酸を非解離形に変えた.そして,これをフラクションコレクターで捕集し,アルカリ標準溶液で滴定した.なお,この場合,酸の全部が非解離の状態になるわけではないゆえ,滴定値は実際の酸の量より常にいくらか低い値を与えるが,これに対しては滴定前の液のpHの値と酸の解離定数を用いて上の値を補正した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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