熱検出型液体クロマトグラフによる窒素酸化物の定量 : 窒素酸化物の測定法に関する研究(第5報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
熱検出型液体クロマトグラフ法による窒素酸化物の定量を試みた.<BR>試料ガスを静置吸収法で硝酸イオンとして捕集し,Dowex AG 1,4Xカラムで臭化カリウム溶液を用いて硝酸イオンを分離し,そのときのイオン交換反応熱の測定により定量を行なった.濃縮カラムを用いた前処理操作は測定範囲の拡大と分析操作時間の短縮に有効であった.<BR>硝酸イオン濃度25〜250μg/m<I>l</I>の範囲における検量線は直線性を示し,そのときの測定感度は6.6μg/mm,変動係数は3.0%であった.ガス採取量200m<I>l</I>で本法の測定限界は50ppm NO<SUB><I>x</I></SUB>であった.<BR>燃焼排ガス中のNO<SUB><I>x</I></SUB>を本法とPDS法で定量した結果,得られた値は良好な一致を示した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- 溶液吸収/イオンクロマトグラフ法によるクリプトンガス中微量フッ素の定量
- イオンクロマトグラフィーによる塩化水素, 窒素酸化物, 硫黄酸化物の同時定量 : 共同実験による測定精度の検討
- 活性炭管法を用いる有機溶剤蒸気測定の共同実験による精度検討(環境汚染物質の分析化学)
- 水素化物発生-ICP発光分光分析法によるヒ素,セレンおよびアンチモンの定量
- ICP発光分光分析法
- イオンクロマトグラフィ-における炭酸ナトリウム系溶離液組成と保持時間との関係
- 2種混合吸着剤による燐酸イオン,アンモニウムイオンの同時吸着
- FT-IR分光光度法による植物中のシアン化物の定量
- 等速電気泳動法の原理と応用
- 同一吸着剤による燐酸イオン,アンモニウムイオンの同時吸着
- ユ-カリ葉中の水分,無機成分,およびシアン化物の定量
- 化学発光-一酸化窒素分析計による少量試料中の一酸化窒素定量法 : 窒素酸化物の測定法に関する研究(第7報)
- 熱検出型液体クロマトグラフによる窒素酸化物の定量 : 窒素酸化物の測定法に関する研究(第5報)
- 硝酸イオン選択性電極による窒素酸化物の定量 : 窒素酸化物の測定法に関する研究(第6報)