α-メルカプトプロピオン酸共存下のポーラログラフ法による鉛,スズ,カドミウム,インジウムの同時定量
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概要
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α-メルカプトプロピオン酸(α-MPA)を含むpH 2.5以上の酸性緩衝液中で,スズ(IV)は良好な一段波を与え,インジウム(III)はpH 1.5〜6の範囲で可逆な還元波を与える.他方,鉛(II)およびカドミウム(II)の還元波はα-MPAの影響を受けない.<BR>鉛(II),スズ(IV),カドミウム(II),インジウム(III)を定量するための基礎条件を検討した結果,適当なpH領域を選べば鉛(II),スズ(IV)およびカドミウム(II),インジウム(III)の分離波を得ることができ,10<SUP>-3</SUP>〜10<SUP>-4</SUP><I>M</I>の濃度範囲でおのおのの濃度と拡散電流との間に良好な比例性が得られた.<BR>この方法を用いてはんだ中の鉛とスズを定量し,じゅうぶん満足できる結果を得た.分析所要時間は約45分であった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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