エチレンジアミンとスルファミドからのセルロース橋かけ剤の合成 : アミノスルホン酸誘導体の研究 (第5報)
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概要
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繊維防しわ剤イミダゾリドン-2 (1) の類似化合物としてN, N-エチレンジアミノスルホン (2) の合成を目釣としてエチレンジアミンとスルファミドとの反応をしらべた。すなわち, エチレンジアミンとスルファミドの等モル混合物を140〜150℃で脱アンモニア反応をおこない (2) (分解温度を188〜190℃) を合成した。またエチレンジアミン1モルとスルファミド2モルを90〜100℃で反応するときはN, Nノーエチレンービス (スルファミド) (3) (mp105〜106℃) が得られた。さらに塩化スルフリルと過剰のエチレンジアミンを低温度で反応させると少量の (2) が得られたが, 等モルの反応ではエチレンジアミノ-N-スルホン酸 (4) (mp215〜216℃) が得られた。また (2) のホルムアルデヒド初期縮合物は繊維の防しわ性を増加させることを見出した。
- 社団法人 有機合成化学協会の論文
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