ポリ-<I>s</I>-トリアジノヒドラジドの合成
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概要
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2, 4-ジヒドラジノ-6-R-<I>s</I>5-トリアジン (R=ジアルキルアミノ基, フェニル基, メチル基) とジカルボン酸ジフェニル (C<SUB>6</SUB>H<SUB>5</SUB>OOCRCOOC<SUB>6</SUB>H<SUB>5</SUB>, R=- (CH<SUB>2</SUB>) <SUB>4</SUB>-, - (CH<SUB>2</SUB>) <SUB>7</SUB>-, - (CH<SUB>2</SUB>) <SUB>8</SUB>-, - (CH<SUB>2</SUB>) <SUB>9</SUB>-, - (CH<SUB>2</SUB>) <SUB>10</SUB>-, 1, 4-フェニレン, 1, 3-フェニレン, 2, 5-ピリジレン, 2, 6-ピリジレン) および炭酸ジフェニルとよう融重合で主鎖に<I>s</I>-トリアジン環を有するポリ-<I>s</I>-トリアジノヒドラジドを合成した.しかし芳香族ジカルボン酸ジフェニルおよび炭酸ジフェニルを用いた場合, 高分子量のポリマーは得られなかった.2, 4-ジヒドラジノ-6-ジメチルアミノ (またはメチル) -<I>s</I>-トリアジンとジカルボン酸ジフェニルから合成したポリマーは架橋した.これらポリマーのぎ酸, 30℃の固有粘度は1.15〜0.134<I>dl</I>/gであった.これらポリマーは濃硫酸, 硝酸, ギ酸に溶解した.<I>s</I>-トリアジン環の置換基がフェニル基の時は, 非プロトン系極性溶媒にも溶解した.ポリマーは窒素中, 290〜300℃で分解した.モデル化合物を合成し, それぞれのポリマーとIRスペクトルを比較した.さらにポリマーはNMRスペクトルで構造を確認した.
- 社団法人 有機合成化学協会の論文
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