C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療の効果予測
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概要
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genotype 1型・高ウイルス量のC型肝炎に対するpeg-interferon・ribavirin併用療法のウイルス学的著効(SVR)率は約50%であるが,一般検査やC型肝炎ウイルス遺伝子ISDRおよびCoreアミノ酸の変異を組み合わせることで,SVR率が80%以上の症例を同定できる.一方,宿主遺伝子IL28Bは強力な治療効果の予測因子であり,SVRが期待できない症例を見分けられる.これら宿主・ウイルス因子は新規抗HCV薬であるprotease阻害薬の治療効果とも関連する.protease阻害薬には治療不応による薬剤耐性出現リスクがあるため,治療効果予測に基づく治療戦略が重要である.
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