(3)呼吸困難と心因性因子および呼吸中枢運動負荷における呼吸困難の発現と呼吸異常
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概要
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呼吸中枢の機能が不適当であつたり,呼吸機能に障害を生じた時には,これら異常は胸壁その他より求心性刺激を生じ,大脳皮質の意識領に呼吸困難のsensationを生じうる.そうして上記の呼吸中枢の感受性,被刺激性と並んでこの呼吸困難の意識の発現は,生体の呼吸運動の調節に極めて重要なものであり,より高位の呼吸にかんする中枢を介し,上記呼吸中枢へのfeedback mechanism,多くの場合正帰還機構として,また負帰還機構としても作用しうる.またより下位の中枢を介しあるいは随意呼吸筋運動を行なうことなどにより呼吸調節のservo mechanism (副機構)としても働くことが,前述の症例や,健常者,心疾患,肺疾患患者における実験的観察から考察される.勿論subconsiousにもこのような調節機構は働きうるはずである。
- 社団法人 日本内科学会の論文
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