2段階故障モデルによる化学プラントの設備診断計画
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概要
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化学プラントの長期安全操業を維持するためには, 故障または事故に至る前にできるだけ早くその兆候を発見し, 措置することによって, 災害, 事故を未然に防ぐことが必要である.<BR>そこで本研究では, 安全確保上重要度の高い装置・機器に対して, 設備診断を行うことにより信頼性を高め, 措置することによってそれらの寿命を延ばし, その結果プラントの安全を確保する設備診断モデルを含む設備診断計画の方法を示した。その際, 装置などが破壊などの致命的故障や事故に至るまでには, 何らかの兆候が現れるはずである.そこで兆候の発生確率と, 兆候が発生してから致命的故障に至るまでの確率が, 異なる確率密度関数 (p.d.f.) に従う2段階の故障モデルを考えた.また, その故障法則としての分布形は, それぞれの段階で形状母数の異なる2母数 gamma分布を仮定し, 1要素ならびに5要素直列システムを用いて, システムの信頼度を満足する条件の下で, 単位時間あたり費用最小, および最適保全周期の決定方法を示した.
- 社団法人 化学工学会の論文
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