減圧下プール内核沸騰の4種の沸騰様式
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概要
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減圧下におけるプール内飽和核沸騰について実験的研究を行った.蒸留水をニッケル製水平伝熱面上で飽和沸騰させ, 熱流束, 伝熱面温度, 液温分布およびそれらの変動を測定した.実験条件の範囲は, 圧力<I>P</I><SUB>ω</SUB>は0.026〜m3kg/cm<SUP>2</SUP>, 熱流束は 5×10<SUP>3</SUP>〜2×10<SUB>5</SUB>kcal/m<SUP>2</SUP>hr である.<BR>4種類の沸騰様式の存在を明らかにした.<I>P</I><SUB>ω</SUB>≧0・2kg/cm<SUP>2</SUP>では, 大気圧下における様式と基本的に同様であった.<I>P</I><SUB>ω</SUB>≦0.2kg/cm<SUP>2</SUP>で低熱流束下では, 沸騰は間欠性を示した.間欠性の周期と沸騰時間率を, 熱流束と圧力の関数として実験式にまとめた.間欠沸騰は過熱された液体層中で発泡を伴うものと, 伝熱面からのみ発泡を伴うものの2種類に分けられた.<I>P</I><SUB>ω</SUB>≦0.2kg/cm<SUP>2</SUP>の高熱流束下では液面近くでフラッシュ状蒸発を伴う連続沸騰が認められた.ただし液体の大部分は過冷されたままの状態であった.
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