直接液化における石炭分解速度の石炭化度への依存性
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概要
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直接液化における石炭分解速度の石炭化度指数への依存性を検討し, 炭素含量約70〜85wt%の石炭に対して次の結果が得られた.すなわち分解特性は石炭が反応性の異なる2成分から成るとする機構により良く説明でき, これらの成分の試料炭中の量は, 反応性が低い成分では固定炭素分に, 反応性に富む成分では揮発分とほぼ等しいと考えられた.前者の分解速度は, 石炭化度の増大, すなわち炭素含量の増加あるいは不活性酸素の量の減少とともに増大する.後者の分解速度は石炭化度の増大, すなわち炭素含量の増加あるいは不活性酸素と>C=O基両者の合計量の減少に伴い低下する.以上の結果は任意の石炭の分解速度が工業分析値などの基礎データから概略推定できる可能性を示している.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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佐藤 志美雄
山形大学工学部 物質化学工学科
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佐藤 志美雄
工学部・化学工学科
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橋本 孝雄
山形大学工学部化学工学科
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森田 穣
山形大学工学部化学工学科
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森田 穣
山形大学工学部 化学工学科
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橋本 孝雄
山形大学工学部 化学工学科
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