群馬県の平均寿命と平均余命
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概要
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本邦の年齢別平均余命には大きな地域差がみられる.群馬県における主な年齢の平均余命は, 男が全国平均を上回っているのに, 女は全国平均を下回っている.都道府県別に主な年齢の平均余命と疾病死亡率との相関をみると, 男女とも深く関連をもっているのは脳血管疾患, 虚血性心疾患, 悪性新生物である.悪性新生物のうち女の平均余命と関連が深いのは食道がんと胃がんであり, 男の平均余命に関連を持っているのは大腸がん, 肺がん, 肝臓がんである.<BR>群馬県では悪性新生物による死亡率が男で全国45位, 女で全国33位と低率のため, 悪性新生物による死亡を除去した場合の平均寿命の延びは男で全国45位, 女で全国46位と極めて少ない.これは関東地方のなかで群馬県にしかみられない特異的な現象である.
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