Oxaliplatinによる末梢神経障害を体験したがん患者の生活における困難とその対処
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
【目 的】 末梢神経障害を体験したがん患者の生活における困難とその対処を明らかにする.【対象と研究方法】 対象 : 外来でFOLFOX療法を6回以上施行した大腸がん患者25名. 研究方法 : 半構成的面接を行い, 質的手法にて分析をした. 【結 果】 生活における困難は3サブカテゴリーから《しびれにより生じる日常生活への支障》, 4サブカテゴリーから《しびれにより生じる社会生活の制限》のカテゴリーが形成された. また対処は, 2サブカテゴリーから《しびれの予防・軽減の主体的対処》, 2サブカテゴリーから《しびれに応じた調整による対処》のカテゴリーが形成された. 【結 語】 末梢神経障害を体験したがん患者の生活における困難とその対処が明らかになった. 末梢神経障害の出現が社会生活における活動を著しく制限していることから, 正確な末梢神経障害の把握を行うとともに, 望む生活や価値観を把握し, QOLの低下を防ぐことが求められる.
著者
-
石田 順子
桐生短期大学
-
武居 明美
群馬大学医学部保健学科
-
神田 清子
群馬大学大学院医学系研究科
-
瀬山 留加
群馬大学 大学院医学系研究科
-
瀬山 留加
群馬大学医学部附属病院 看護部
-
武居 明美
群馬大学大学院保健学研究科
-
瀬山 留加
東京慈恵会医科大学医学部看護学科
-
石田 順子
高崎健康福祉大学保健医療学部看護学科
-
石田 順子
高崎健康福祉大学
-
神田 清子
群馬大学大学院保健学研究科看護学講座
-
神田 清子
群馬大学大学院保健学研究科
関連論文
- 真実を知らずに突然死した大腸がん患者の看護における看護師の倫理的・道徳的ジレンマの検討
- 外来化学療法における末梢神経障害の特徴に基づく看護支援の検討 : - 副作用症状の自己記録ノートの分析から -
- がん患者と非がん初診患者の倦怠感の比較 : 多次元倦怠感尺度を用いて
- 9. 外来化学療法を受けている乳がん患者の気がかりとその影響要因(メインテーマ: 〜がんとともに生きるがん患者・家族への支援〜, 第2回群馬がん看護フォーラム)
- 化学療法を受けている消化器がん患者の気がかりとその影響要因
- 外来で化学療法を受ける再発乳がん患者の日常生活上の気がかりと治療継続要因
- 外来化学療法を受けている乳がん患者の気がかりとその影響要因
- 19. 化学療法を受けている乳がん患者の副作用が日常生活に及ぼす影響(セッション6)(第33回埼玉・群馬乳腺疾患研究会)
- 12. 放射線治療経過に伴う乳がん患者の気持ちの変化(メインテーマ: 〜がんとともに生きるがん患者・家族への支援〜, 第2回群馬がん看護フォーラム)
- 8. がん看護に関わる看護師の倫理的・道徳的ジレンマの検討 : Patricia CrishamによるMORALモデルを用いた分析(メインテーマ: 〜がんとともに生きるがん患者・家族への支援〜, 第2回群馬がん看護フォーラム)
- 放射線治療経過に伴う乳がん患者の気持ちの変化
- 造血幹細胞移植患者が退院後に遭遇する困難と移植後の生活を再構築できる要因
- 大学生の喫煙状況とストレスおよび喫煙関連要因の分析
- がん化学療法を受けている療養者のセルフマネジメントに関する研究の動向と課題
- 外来で化学療法を受けているがん患者の不安の分析
- 保健学科学生の喫煙状況と喫煙知識に関する調査
- STAIスコア状態不安が高得点を示した外来がん化学療法患者の不安内容の分析
- 3. 外来で化学療法を受けているがん患者の不安の分析(一般演題)(第51回北関東医学会総会抄録)
- 死を意識する病を抱える患者の死生観に関する研究内容の分析
- 在宅療養を望む終末期がん患者の看護 : 主介護者に焦点をあてた支援の検討
- 大学病院に勤務する医師と看護師の死生観の比較
- 外来化学療法を受けているがん患者の気がかり評定尺度の開発と信頼性・妥当性の検討
- 外来で化学療法を受けている乳がん患者の食欲不振の要因とセルフケア行動の分析
- 1998年から2002年に発表されたがん化学療法に関連する看護研究の動向と課題
- 11. 群馬大学医学部附属病院外来点滴センターにおける1年間の副作用症状とその対処(メインテーマ: 〜がんとともに生きるがん患者・家族への支援〜, 第2回群馬がん看護フォーラム)
- 看護学生の死生観に関する研究
- 小児がん経験者の子どもを持つ父親と母親の語りからみる療養生活構築のプロセス
- 外来通院をしている血液疾患患者の自己効力感 : 血液腫瘍患者と非血液腫瘍患者の比較
- がん患者の家族に対する介入研究の動向と今後の課題
- 化学療法を継続する進行消化器がん患者の治療に対する意思決定要因の検討--化学療法を継続しながらも転移や増悪をきたした患者
- 外来で放射線療法を受けているがん患者のQOLに影響する要因
- 大学病院における終末期がん患者が抱える日常生活動作の障害と看護支援の検討
- 終末期がん患者のせん妄発症に関連したニーズの検討
- 骨髄移植ドナーとなるための意思決定に関する研究
- 乳房温存術を受けた乳がん患者に関する看護研究の動向と課題
- 3.群馬大学におけるがん看護専門看護師教育の実際(第1群 がん医療における最新の活動,一般演題,変わるがん医療・変えるがん看護,第5回群馬がん看護フォーラム)
- 外来化学療法における副作用症状の特徴に基づく看護支援の検討--副作用症状の自己記録ノートの分析
- 化学療法を受けながら転移や増悪を体験したがん患者の治療継続過程における情緒的反応と看護支援の検討
- 語りにみる進行がん患者の社会的側面の変化と苦痛
- 5. 語りにみる進行がん患者の社会的苦痛の変化に伴う葛藤 : 家庭内役割の変化に伴う社会的自己存在の認識に焦点をあてて(メインテーマ: 〜がんとともに生きるがん患者・家族への支援〜, 第2回群馬がん看護フォーラム)
- 生活の再構築を支える教育支援 (焦点 新しい外来看護をデザインする) -- (外来の教育支援と実践活動に必要な看護アプローチ)
- 呼吸困難 (焦点 がん患者の症状緩和ケア) -- (第2部 がん患者の苦痛症状と緩和ケア)
- 外来で放射線療法を受けているがん患者のQOLに影響する要因
- 乳がん患者・非乳がん患者の倦怠感の比較
- Oxaliplatinによる末梢神経障害を体験したがん患者の生活における困難とその対処
- 乳がん患者・非乳がん患者の倦怠感の比較
- Oxaliplatinによる末梢神経障害を体験したがん患者の生活における困難とその対処
- 化学療法患者が体験する味覚変化症状と対処法の分類
- 治療を受ける高齢がん患者の語りに見る希望
- 一般病棟に勤務する看護師の終末期がん患者の家族支援内容
- がん患者のセルフケアの概念分析
- 患者および家族の不確かさに関する研究内容の分析
- 呼吸困難を抱える治療期進行肺がん患者の体験
- がんサバイバーがセルフヘルプグループでの活動を通じて新たな役割を獲得するプロセス