外来で放射線療法を受けているがん患者のQOLに影響する要因
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
【目的】外来で放射線療法を受けているがん患者のQoLに影響する要因を明らかにする.【対象と方法】外来で放射線療法を受けているがん患者73名(平均年齢64.2歳, SD12.2歳)を対象とし, QOL評価尺度FACT-Gを用いて質問紙調査を行った.【結果】QOL得点の平均は74.8(SD17.1)点であり, 影響する要因について検討した結果, 25項目について有意差が認められた. さらにステップワイズ法で重回帰分析を行った結果, QOLに影響する要因は影響の大きい順に, 原疾患による手術の有無, ソーシャルサポート(家族以外), 疲労感, 再発・転移の不安, PS, つらさの6項目であった.【結語】QOL得点には心理・社会的要因が大きく影響していることが明らかとなった. 看護支援としては, 影響要因をスクリーニングし, QOL低下の早期発見と, 低下している患者へ対し早期に支援を開始することが必要である.
- 2011-02-01
著者
関連論文
- 外来化学療法における末梢神経障害の特徴に基づく看護支援の検討 : - 副作用症状の自己記録ノートの分析から -
- 8. がん看護に関わる看護師の倫理的・道徳的ジレンマの検討 : Patricia CrishamによるMORALモデルを用いた分析(メインテーマ: 〜がんとともに生きるがん患者・家族への支援〜, 第2回群馬がん看護フォーラム)
- 大学生の喫煙状況とストレスおよび喫煙関連要因の分析
- がん化学療法を受けている療養者のセルフマネジメントに関する研究の動向と課題
- 外来で化学療法を受けているがん患者の不安の分析
- STAIスコア状態不安が高得点を示した外来がん化学療法患者の不安内容の分析
- 3. 外来で化学療法を受けているがん患者の不安の分析(一般演題)(第51回北関東医学会総会抄録)
- 死を意識する病を抱える患者の死生観に関する研究内容の分析
- 在宅療養を望む終末期がん患者の看護 : 主介護者に焦点をあてた支援の検討
- 11. 群馬大学医学部附属病院外来点滴センターにおける1年間の副作用症状とその対処(メインテーマ: 〜がんとともに生きるがん患者・家族への支援〜, 第2回群馬がん看護フォーラム)
- がん患者の家族に対する介入研究の動向と今後の課題
- 外来で放射線療法を受けているがん患者のQOLに影響する要因
- 乳房温存術を受けた乳がん患者に関する看護研究の動向と課題
- 3.群馬大学におけるがん看護専門看護師教育の実際(第1群 がん医療における最新の活動,一般演題,変わるがん医療・変えるがん看護,第5回群馬がん看護フォーラム)
- 外来化学療法における副作用症状の特徴に基づく看護支援の検討--副作用症状の自己記録ノートの分析
- 生活の再構築を支える教育支援 (焦点 新しい外来看護をデザインする) -- (外来の教育支援と実践活動に必要な看護アプローチ)
- 呼吸困難 (焦点 がん患者の症状緩和ケア) -- (第2部 がん患者の苦痛症状と緩和ケア)
- 外来で放射線療法を受けているがん患者のQOLに影響する要因
- 乳がん患者・非乳がん患者の倦怠感の比較
- Oxaliplatinによる末梢神経障害を体験したがん患者の生活における困難とその対処
- 乳がん患者・非乳がん患者の倦怠感の比較
- Oxaliplatinによる末梢神経障害を体験したがん患者の生活における困難とその対処
- 治療を受ける高齢がん患者の語りに見る希望