Bucolomeの利胆効果
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概要
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bucolomeの利胆効果について臨床的に検討した.対象は(i) 肝疾患群(慢性肝炎4例,肝硬変症1例),(ii) 胆道の閉塞のない胆のう疾患群(胆石症2例,胆のうジィスキネジー3例),(iii) 健康者5例の3群15例とした.十二指腸ゾンデ法にて胆汁を採取し,bucolomeの利胆効果はC胆汁について十二指腸ゾンデによるbucolome 300mgの十二指腸内負荷前後の胆汁量,bilirubin排泄量,cholesterol排泄量で判定した.bucolome負荷による胆汁量の増加(平均2.4倍)を全例に,またbilirubinとcholesterol排泄量の増加を多数の例に認めたが,後2者の増加は軽度であった.利胆効果の3群間の比較では健康者と肝疾患群との間には有意の差はないが,胆のう症群と健康者群との間には胆汁量とcholesterol排泄量の増加は前者で有意の高値を示した.
著者
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西原 孝雄
岡山大学医学部第1内科学教室
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近藤 忠亮
岡山大学医学部第一内科教室
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広畑 衛
岡山大学医学部第一内科教室
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渡部 寛
岡山大学医学部第一内科教室
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西原 孝雄
岡山大学医学部第一内科教室
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瀬尾 憲司
岡山大学医学部第一内科教室
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三好 莞爾
岡山大学医学部第一内科教室
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丸山 睦郎
岡山大学医学部第一内科教室
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中村 教夫
岡山大学医学部第一内科教室
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田中 ゆり
岡山大学医学部第一内科教室
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近藤 忠亮
岡山大学医学部第一内科
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近藤 忠亮
岡山大学医学部第1内科
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