付着性微粒子を含む固気二相流の長焦点顕微鏡観察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
石炭の燃焼やガス化を行う際, 燃焼や反応によって1から数十μm程度の粒子径分布を持った微粒子が生成する.これらが, そのまま後段のプロセスに放出されるとガスタービンブレードの***ージョンや環境への影響が問題となってくるため, クリーンアップシステムの設計が重要となる.<BR>粒子間の相互作用が無い場合には固気二相流の圧損失, 半径方向粒子速度分布, ガス速度分布などが検討されている.しかし, 付着性の強い微粒子を含む固気二相流の流動特性の検討は行われておらず, 粒子がどのような形態で飛翔しているといったことすらも十分には明らかにされていない.<BR>そこで本研究では, ガラス製2次元ベッド中に付着性の強い平均粒子径7μmの水酸化アルミナ粒子を混ぜた平均粒子径70μmのFCC粒子を流し, 長焦点顕微鏡を用いて固気二相流内を撮影し粒子の飛翔状態に関する検討を行った.
著者
-
松田 裕光
電力中央研究所
-
河野 尚志
ウエストバージニア大学工学部 化学工学科
-
幡野 博之
東京工業大学 資源化学研究所
-
松田 裕光
(財) 電力中央研究所 横須賀研究所
-
河野 尚志
ウェストバージニア大学 化学工学科
関連論文
- No.73 石炭燃焼に伴うホウ素の揮発特性(灰・微量金属(3))
- 工業触媒を用いた微粉流動層における粉体構造破壊強度と粒子飛び出しフラックスに対する超微粉添加の影響
- 1-24.微粉炭へのCaO添加による生成飛灰の高温付着性低減効果((6)液化・ガス化II,Session 1 石炭・重質油等)
- 石炭灰の有効利用・処分技術動向 (特集 クリーンコールテクノロジーの動向)
- 炭種適合性評価技術の開発(その4)混炭燃焼時および部分負荷燃焼時におけるメチレンブルー吸着量の推定
- 31.石炭灰のメチレンブルー吸着量推定手法の開発
- 40.木質バイオマスと石炭との混焼時における基礎燃焼特性
- 0533 バイオマスガス化燃料電池発電用の多種不純物対応乾式ガス精製システムの開発(S48 バイオマス利用発電,S48 バイオマス利用発電)
- 26.石炭チャーの水蒸気およびCO_2による高温ガス化反応速度解析
- 石炭チャーのCO_2ガス化反応性へ及ぼす高温加圧熱分解条件の影響
- 42.石炭チャーの高温・高圧下におけるCO_2ガス化反応性
- 石炭の加圧燃焼における窒素化合物および粒子状物質の生成特性--850℃の微粉炭燃焼における圧力の影響
- 石炭チャーのガス化反応速度解析--CO2ガス化反応速度に及ぼす温度と圧力の影響
- 6-4.超高温加圧型DTFの設計製作と石炭反応試験結果(Session(6)石炭利用技術)
- 石炭高効率発電システムにおいて発生する粒子状物質の生成過程と性状
- 粗粒系流動層中の粒子に働く運動力のトレーサー粒子を用いた測定
- 粉粒体・ガス系の流動層のエマルジョン相の性質の基本的問題 : 古典としてのDavidsonの二相流理論の限界とその物理的意義および最近のエマルジョン相の流動特性の研究
- 気固系流動層におけるクラウド径と相間物質移動係数の検討
- 付着性微粒子を含む固気二相流の長焦点顕微鏡観察
- 気固系流動層内における気泡-エマルジョン相間物質移動に及ぼす粒子の吸着性ならびに反応性に関する実験的検討
- 気液下向並流充填塔によるNOxガスの炭酸アンモニウム水溶液への吸収
- 光学繊維プローブを利用した局所濃度の連続測定法
- 微粉体粒子群の流れ特性の展望
- 部分酸化法 宇部プロセスを中心にして (最近におけるガス化技術(特集)) -- (各論)
- 流動層による粉体の造粒操作 強制循環流を伴う流動層の応用 (わが国における流動層技術の開発(特集))
- 充填層内の流通気相の半径方向のペクレ数の新しい求め方
- シャフトキルンの反応帯の解析
- 多孔質物質から気相への熱伝達 とくに拡散反応の影響
- 造粒・成型操作 回転
- 最近のセメントクリンカー焼成法
- 球状に成型した原料内に分散している固体燃料粒の有効燃焼速度