石炭粉体層からの微粉炭飛散特性
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概要
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瀝青炭粉体層からの微粉炭の空気流による飛散特性を検討した.矩形流路内に石炭粉体層をその表面が流路表面と一致するように設置し, 空気流により粒子を飛散させ, 飛散量を粉体層の重量変化により算出した.その結果, 次の飛散特性が明らかになった. (1) 他の粉体と同様, 石炭微粉の飛散量の定性的傾向は, Rumpfの粉体層引っ張り破断応力により推定が可能である. (2) 同一実験条件下における石炭粉の飛散量は, その石炭化度に依存し, 酸素と炭素の原子数比<I>O/C</I>=0.04付近で最小値をとる. (3) 同一実験条件下における石炭粉は, 吸湿性の大きい性質を持つものほど飛散し, 飛散量は吸湿特性を支配する石炭物性に依存している.
- 社団法人 化学工学会の論文
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