吸脱着による超多段精密分離の理論および工業における分離理論と分離濃度
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概要
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吸脱着による超多段精密分離では約1万段から数百万段の展開が必要である.このため分離に1年以上の時間を要したり, 分離物質濃度が極端に低くなる.そこで吸脱着による超多段精密分離の分離ユニットの基本要件, 座標系の問題について考察し, さらに分離システムの境界条件について検討を行った。その結果, 工業的分離を行う場合, 分離速度が速い特性を持つ仮想的な分離ユニットを用いて, 連続的に分離物質が出入りするように多段化することが有効であり, さらに分離物質濃度の点から置換型のシステムを用いる必要があることがわかった. また, 分離ユニットの定義を固定座標系で行うことによって実効分離係数が示されることを明らかにした.これらの考察をもとに実験データとの照合を行い, 過渡現象の解析とその重要性を示した.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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武田 邦彦
旭化成工業
-
渡辺 利典
旭化成工業 ウラン濃縮研
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市原 格
旭化成工業 (株) ウラン濃縮研究所
-
小花和 平一郎
旭化成工業 (株) ウラン濃縮研究所
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市原 格
旭化成工業
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小花和 平一郎
旭化成工業
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渡辺 利典
旭化成工業 (株) ウラン濃縮研究所
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