振動する球の物質移動
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概要
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振動する球について物質移動係数を電気化学的方法で測定した.結果は次式のようにシャーウッド数 <I>Sh</I> とレイノルズ数<I>Re</I>の相関として整理できる.<BR>・0.2 < <I>a/d</I> ≦ 2.95 20 ≦ <I>Re</I>≦ 46,000<BR><I>Sc</I> = 1,660 で <I>Sh</I> = 5.64<I>Re</I><SUP>0.54</SUP><BR>・<I>a/d</I> < 0.2 20 ≦ <I>Re</I> ≦ 10,000<BR><I>Sc</I> = 1,660 で <I>Sh</I> = 8.21/ <I>Re</I><SUP>0.40</SUP><BR>上式中 <I>a</I> は振動の振幅, <I>d</I> は球径, <I>Sc</I> はシュミット数である.<BR>これらの物質移動速度における結果の相違は球の周りの内部循環流の挙動の変化によることがわかった.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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