振動ボールミル粉砕におけるミル容器形状の影響

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概要

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内容積がほぼ同じで形状が異なる円筒型, カプセル型, および球型の3種類のミル容器を作製して, 振動ボールミル粉砕を行い, 比表面積経時変化を測定した.また, 粉砕時間の短い範囲内 (1800s以内) での粉砕速度を示す実験式を提案し, その速度に及ぼすミル容器形状の影響を検討した.その結果, 同一操作条件では明らかにミル容器の形状の影響が認められ, 従来から一般に使用されている円筒型ミルを用いた場合よりもカプセル型および球型ミルを用いた場合の方が, 砕製物の比表面積は大きいことがわかった。また, 提案した粉砕速度の実験式から円筒型ミルより球型ミルは粉砕速度が約30%も増加することを示した.

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