均一径球形ランダム充填粒子集合体の配位数に関する一考察
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概要
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粒子集合体の粒子配列構造を基礎的に研究するためには, 粒子1個あたりの接触点数, すなわち配位数を知ることが重要である.本報では, 均一径球形粒子からなるランダム充填粒子集合体における第1層粒子存在確率密度分布を近似的に表現する解析モデルを用い, 境界条件として最密充填の値(配位数=12, 空間率=0.2595)を採用して平均配位数と空間率との関係を示すモデル式を導出した.そして電算機シミュレーションによる3次元ランダム充填粒子層モデルならびに測定誤差が少ないと思われる従来の実験値と比較したところ, 両者は良好な一致を示し, その妥当性が検証された.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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井伊谷 鋼一
京都大学工学部
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牧野 和孝
京都大学工学部
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鈴木 道隆
京都大学工学部化学工学科
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山田 昌治
京都大学工学部化学工学科
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井伊谷 鋼一
京都大学工学部化学工学科
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鈴木 道隆
京都大学工学部 化学工学教室
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牧野 和孝
京都大学工学部化学工学科
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