ヒドロキノン水溶液による酸素の吸収
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概要
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湿式脱硫の再生反応機構を明らかにするために, 濡れ壁塔によりヒドロキノンおよび<I>p</I>-キノンのアルカリ水溶液中への酸素の吸収速度を298.15Kで測定した.<BR>実験結果は, 不可逆2次反応を伴うガス吸収理論と比較された.その結果, 2次反応速度定数がpH9.6〜10.75の範囲内でOH-濃度の2乗に比例し, pH10.75以上で12.1m<SUP>3</SUP>/mol・sになることを見いだした.さらに, ヒドロキノン溶液による酸素の吸収速度は, 反応生成物としての<I>p</I>-キノンが, 加水分解によってヒドロキノンに転化するため, 2次不可逆反応と仮定した吸収速度の計算値より大きくなる.また, NaSHの存在は, キノン系化合物による酸素の吸収速度を増大する.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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竹内 寛
鈴鹿工業高等専門学校工業化学科
-
高橋 正博
鈴鹿工業高等専門学校工業化学科
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竹内 寛
名古屋大学工学部分子化学工学科
-
伊藤 弘
中部キレスト (株)
-
竹内 寛
名古屋大学工学部化学工学科
-
竹内 寛
名古屋大学工学部 化学工学科
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