加圧下での接触粒子によるNO分解速度
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概要
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加圧流動層ボイラ内の流動媒体であるCaO, CaSO<SUB>4</SUB>, 珪砂, チャーでのNO分解 (還元) 反応速度定数を, 固定層反応装置を用いて, 高温, 加圧下 (500℃〜875℃, 788kPa) で測定し, 比較検討した.その結果, 石灰石を脱炭酸したCaOにはNO分解作用があるが, 珪砂, CaSO<SUB>4</SUB>にはNO分解作用はない.CaOによるNO分解では圧力を増大すると反応速度は増大する.チャーおよびCaOによるNO分解反応速度はNO濃度の1次に比例する.860℃, 788kPaのチャーによるNO分解反応の速度定数は18.9 (s<SUP>-1</SUP>) で, CaOによるNO分解反応の速度定数は1.3 (s<SUP>-1</SUP>) である.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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吉井 泰雄
(株) 日立製作所 電力・電機グループ
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大木 勝弥
バブコック日立 (株) 呉工場
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宮本 知彦
(株) 日立製作所 日立研究所
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稲田 徹
(株) 日立製作所 日立研究所
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戸室 仁一
(株) 日立製作所 日立研究所
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吉井 泰雄
(株) 日立製作所 日立研究所
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大木 勝弥
バブコック日立 (株)
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