CARS計測による乱流予混合火炎の温度分布測定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1パルスCARS計測において, スペクトルの特徴量から温度を求める方法 (quick fitting法) において, 二つの検量線を使用して, レーザの光強度変動による測定の不正確さを取り除くことを検討した.温度変動が小さい領域下では, この方法により平均温度の測定誤差を2.5%以内にできた.予混合火炎の温度測定において, 1パルスCARSおよび熱電対による測定結果を比較すると, 火炎の平均温度が1100℃以下である領域では良く一致するが, それ以上の高温領域においては, ノイズ強度に対するスペクトルの信号強度が小さくなるため, 両者の差は大きくなる.自乗平均温度については, まだ, レーザの光強度変動を充分に取り除くことができず, 熱電対による測定結果と比べると大きい.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
-
吉井 泰雄
(株) 日立製作所 電力・電機グループ
-
小豆畑 茂
(株) 日立製作所 日立研究所
-
稲田 徹
(株) 日立製作所 日立研究所
-
相馬 憲一
(株) 日立製作所 日立研究所
-
吉井 泰雄
(株) 日立製作所 日立研究所
関連論文
- オンラインリアルタイムで計測するダイオキシン前駆体モニタ(CP-2000形)
- 燃焼排ガス中のダイオキシン前駆体のオンライン計測
- 大気圧化学イオン化質量分析計による焼却炉排ガス中ダイオキシン前駆体のオンライン測定
- ブラフボディによる予混合火炎の低NOx化
- 加圧下での接触粒子によるNO分解速度
- CARS計測による乱流予混合火炎の温度分布測定