蛍光pH指示薬を利用した局所混合計測
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概要
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著者らは前報で回分式乱流撹拌槽内の局所混合を計測する目的で電気伝導度法を検討した.これを補完するために, 本報では瞬間反応を利用する混合の一つの計測法を提示する.反応を利用するので分子レベルでの混合 (ミクロ混合) が起こった結果が検出されるが, 撹拌槽内のような複雑な乱流場ではミクロ混合をミクロに計測すると情報量が多すぎることがある.ミクロ混合結果をある程度の大きさの空間について平均的にとらえる方が考察が容易になり, 同時に計測システムも安価にできる.空間を槽全体に取った場合は既に多くの提案があるが (滞留時間分布測定, 逐次競合反応を利用する方法, ヨード澱粉液の脱色反応, 指示薬による発色法など), これでは槽平均でしかないので, 測定空間を縮小するために光ファイバーを用い, なおかつ検出感度を大幅に向上することを目的とした.
- 社団法人 化学工学会の論文
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