フレーム型AI言語による気液平衡推算エキスパート・システムの構築
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
蒸留プロセスの設計に必要な気液平衡を推算するエキスパートシステムを開発した.本システムは, AI言語ARTを用いて最適な気液平衡の推算式を選定後, 推算式に対応した推算プログラムを結合する.気液平衡の推算には多くの非数値的かつ経験的な知識を必要としており, これらの知識を従来のコンピュータ技術により処理するのは困難であるが, AI技術は様々な知識を表現できるので, 気液平衡の推算のような複雑なシステムの開発に効果的である.<BR>本システムには以下の知識を構築した.<BR>1) 混合物の各成分名から各構造式を決定する知識.<BR>2) 各成分の各構造式から混合物の種類を決定する知識.<BR>3) 混合物の種類から気液平衡推算式を決定する知識.<BR>本システムは気液平衡推算の非専門家にとって, 極めて効果的なシステムである.本システムにより.成分名と操作圧力の入力により気液平衡の推算が可能である.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
関連論文
- オンライン呼吸気分析用質量分析計の^C標識尿素を用いたヘリコバクター・ピロリ菌感染検査への応用
- 分析技術としてのバッチ精密蒸留 -水中における微量成分の分析用前処理装置の開発-
- Headspace Gas Chromatograph による酢酸エチル+1-プロパノール系, エタノール+1-プロパノール系, 酢酸エチル+エタノール+1-プロパノール系気液平衡に対する塩化リチウムの塩効果の測定
- 溶媒和モデルによる気液平衡における塩効果の推算
- 分離技術の研究開発状况を探る
- 選択的に学習を行うニューラルネット
- データ統計処理
- ニュラルネットによる異常値の検出
- インターネット技術による化学物質情報の公開およびその経緯
- 相平衡データおよびデータベース
- 化学工業界における低炭素化への取組み
- スリーマイル島原発事故の化学工学による検証
- 米国における研究コンソーシアムの成功例 : 60年続いている化学工学分野の研究コンソーシアム
- アングルトレイの開発プロセス
- クエスチョンボックス・ワンポイント
- ニュ-ラルネットの化学工学への応用
- フレーム型AI言語による気液平衡推算エキスパート・システムの構築
- 東京電力福島第一原発事故の化学工学による検証