研究ノート 食品タンパク質利用エネルギーの算出法について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
四訂日本食品標準成分表作成に用いられた, 食品タンバク質利用エネルギーの算出法に疑問が生じたので, 改良方法を検討した。<BR>「四訂法」の問題点は, 新しく「真の消化吸収率」が用いられたにもかかわらず, 尿中窒素量と吸収窒素量とが等しいと見なして尿中損失エネルギー量を求めている点, さらに, 内因性糞中損失エネルギー量を考慮していない点である。これらの点を改良してタンパク質利用エネルギーの「補正値」を求めた。<BR>「補正値」と「四訂成分表」のタンパク質のエネルギー換算係数を比較した結果,「補正値」のほうがわずかに小さくなり, その差は平均1%であった。
著者
関連論文
- アミノ酸の安全性とインバランス--歴史的考察〔含 議論〕 (第174回必須アミノ酸研究協議会(平成15年8月28日 富士屋))
- 1-4生体異物投与ラットにおける高コレステロール血症と薬物代謝酵素活性について(一般講演)
- 生体異物によるアスコルビン酸生合成の制御
- シンポジウム「高齢化社会とビタミン研究」企画に当たって : 高齢化社会とビタミン研究
- ビタミンC栄養研究と遺伝的アスコルビン酸合成不能ラット : 生体異物との関連を中心として
- 1.ラットのカドミウム毒性回復に対する鉄, ビタミンCの効果(続報)(ビタミンC研究委員会 : 第34回会議研究発表要旨)
- ビタミンCと公害(栄養とビタミンの最新研究動向(抄))
- ラット血小板凝集におよぼす生体異物の影響(動物-糖, 脂質-)(受賞講演)
- ストレプトゾトシン誘導糖尿病ラットにおける生体異物のアスコルビン酸,脂質代謝への影響 : ビタミンC研究委員会 : 第66回会議研究発表要旨
- 無蛋白食摂取ラットにおけるメチオニン、スレオニンのコレステロール生合成への影響(動物-脂質, 生体異物, 食物繊維-)
- ヒスチジン過剰摂取時の内分泌的変化
- 研究ノート 食品タンパク質利用エネルギーの算出法について
- 脂肪の摂取適量について
- 生体異物による代謝変動と栄養
- 食品栄養学の源流--ビタミン・必須アミノ酸の発見をめぐって (バイオサイエンスの源流を探る(〔「化学と生物」〕250号記念号))
- 非生体物質(xenobiotics)の代謝と栄養
- 6.無タンパク食に対する各種アミノ酸補足とラットの肝及び血中脂質の変動(JOURNAL OF NUTRITIONAL SCIENCE AND VITAMINOLOGY : 掲載論文要旨)
- 白鼠の成長と代謝 : (第2報)成長時期と蛋白欠乏に於ける酵素のActivity
- 栄養素組成と体脂肪の代謝 : (第1報)脂肪及び蛋白質含量とCholine oxidase及びLipaseのActivity
- 白鼠の成長と代謝 : (第1報)成長と酵素のActivity (其の1)
- ビタミンCと薬物代謝系
- 白鼠の成長と代謝 : (第3報)成長と酵素の活性度(その2)