ギンザケの免疫グロブリン代謝:ギンザケの四量体免疫グロブリンの腹腔内吸収特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ギンザケ血清から精製した免疫グロブリンの腹腔内吸収の特性について研究した。すべての実験において,放射同位元素で標識した免疫グロブリンをギンザケ(50〜200g)1尾あたり0.1mlずつ2尾に腹腔内および静脈内に注射して,その吸収効率と変動傾向を追究した。吸収の度合と吸収の動態は温度(6℃,12℃,18℃)に依存することが見出された。四量体免疫グロブリンから誘導された単量体構造の7Sは比較的長い時間をかけて低い吸収効率をもって吸収されることも明らかにされた。吸収の結果を系統学的意義に関して考察した。
- 日本魚病学会の論文
著者
-
FRYER J.L.
Department of Microbiology, Oregon State University
-
GROBERG W.J.
Department of Microbiology, Oregon State University
-
VOSS Edward
Department of Microbiology, University of Illinois
関連論文
- IHNウイルスのプラークの大きい株と小さい株との生物学的性状の比較
- A Cell Line Derived from Rainbow Trout(Salmo gairdneri) Hepatoma (魚病に関する国際セミナ-)
- ギンザケの免疫グロブリン代謝:ギンザケの四量体免疫グロブリンの腹腔内吸収特性
- 噴霧ワクチン――魚類免疫の一方法
- 体表粘液中の伝染性造血器懐死症ウイルス検出
- Yersinia ruckeri(レッドマウス菌)の性状の吟味
- Persistent Infection of Three Salmonid Cell Lines with Infectious Pancreatic Necrosis Virus(IPNV) (魚病に関する国際セミナ-)
- チリのギンザケ病魚から分離されたリッケチア様生物〔英文〕