サケ科魚類稚魚に発生した新しいカビ病
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概要
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1.1974年12月から岐阜県内の養魚場でニジマス・アマゴ・ヤマメ稚魚に新しいカビ病が8例発生したので発病状況と病魚の肉眼観察を行った。2.本症は餌付後1〜2週令で発病し,斃死率は10〜20%がほとんどである。3.病魚は外観的には躯幹の胃部付近の膨張と膨張部位の体表にぼやけた出血斑をともなう。胃,幽門垂,前腸部,脾臓は発育した菌糸で包まれ,胃,前腸部の出血と腹水をもたらし,時には菌糸が白塊状となることもある。
- 日本魚病学会の論文
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