Clinostomum complanatum (RUDOLPHI 1814) に関する研究―V Clinostomum complanatum の魚に対する影響
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概要
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Clinostomum complanatum のメタセルカリアは宿主由来の結合組織に包まれており, 周囲の筋繊維にはシストの物理的圧迫による萎縮が認められた。また, 虫体の外皮には, 外皮から直接栄養をとりこむ吸虫に特徴的な褶状の構造が認められ, 経口的ばかりでなく外皮からも栄養をとりこむと考えられた。人為的に脱シストを超したところ, 脱シスト時の虫体の運動とその後の組織内移動によって, 魚体組織の充血, 出血が生じ, 虫の周囲の筋繊維は融解に至った。
- 日本魚病学会の論文
著者
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LO Chu-Fang
Biology Department, Fu-Jen Catholic University
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CHEN Shih-Chieh
Biology Department, Fu-Jen Catholic University
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WANG Chung-Hsiung
Biology Department, Fu-Jen Catholic University
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