ハマグリ (Meretrix lusoria) の鰓から分離されたウイルスの性状
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概要
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ハマグリの鰓の黒変部を電子顕微鏡で観察したところ, 壊死細胞の細胞質内にウイルス様の粒子が存在した。細胞株TO-2を用いることによってウイルスが分離された。分離ウイルスを電顕観察したところ, その形態やビリオンの位置はハマグリの鰓の細胞に見られたものを同じであった。さらに生化学的性状や血清学的性状をすべてINPウイルスの血清型ABに類似することが明らかとなった。以上は台湾においてハマグリから分離されたウイルスの性状に関する最初の報告である。
著者
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LO Chu-Fang
Biology Department, Fu-Jen Catholic University
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LO C.
Biology Department, Fu-Jen Univ.
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HONG Y.
Biology Department, Fu-Jen Univ.
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HUANG S.
Biology Department, Fu-Jen Univ.
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WANG C.
Biology Department, Fu-Jen Univ.
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