細菌性鰓病の原因菌 Flavobacterium sp. の産生する菌体外物質の症状
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概要
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細菌性鰓病の原因菌 Flavobacterium が産生する菌体外物質(ECP)の生理活性について検討した。ATCC 35035株をCGY寒天培地を用いて培養し, tris 緩衝液によって2度洗浄し, その洗浄液中よりアセトンを用いてECPを分離した。ECPには血球凝集能, 菌体凝集能, 魚毒性, プロテアーゼ及びその他数種の酵素活性が認められる一方, 内毒素, 溶血素については認められなかった。また洗浄後の菌体の感染力は著しく低下していることが観察された。
- 日本魚病学会の論文
著者
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乙竹 充
水産総合研究センター養殖研究所
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若林 久嗣
Dept. of Fish., Fac. of Agr., Univ. of Tokyo
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乙竹 充
Dept.of Fish., Fac. of Agr., Univ. of Tokyo
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若林 久嗣
Dept.of Fish., Fac. of Agr., Univ. of Tokyo
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