ウナギ好中球の化学発光
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概要
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ウナギ好中球の貪食作用を化学発光(CL)測定により調べた。好中球浮遊液にオプソニン化細菌を加えると CL は急速に増加したが, オプソニン化をしていない細菌を加えた場合は CL の量と加える細菌のオプソニン化に用いた正常血清の濃度との間には正の相関がみられた。4個体のウナギ好中球の CL を測定したところ, 3個体は同等の結果であったが, 1個体は他のものより低い値であった。このように, CL 測定は, 血清オプソニン活性や食細胞の能力を測定するのに適していることが示された。
- 日本魚病学会の論文
著者
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森友 忠昭
College Of Bioresource Sciences Nihon University
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若林 久嗣
Dept. of Fish., Fac. of Agr., Univ. of Tokyo
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森本 忠昭
Dept. of Fish., Fac. of Agr., Univ. of Tokyo
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飯田 貴次
Dept. of Fish., Fac. of Agr., Univ. of Tokyo
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