陸封型サケ属魚類の上皮壊死と水カビ着生を特徴とする流行病に関する研究-I. : 組織病理像
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概要
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1972年の春から晩秋にかけてアマゴ (岐阜県, 滋賀県, 三重県, 奈良県)やヤマメ(東京都)などの養殖魚, またビワマス, ヒメマス(栃木県中禅寺湖)などの天然魚鰭を含めた体表の任意の部位に水カビが着生し斃死する病気が発生した。本病は, 産卵前の親魚をはじめ当才魚もみられ, 抗菌剤, 抗カビ剤は治療効果を示さず,養殖場によっては 80~90% の死亡率に達した例もあったと聞き及んでいる。著者は上述の魚種について本病の組織病理学的検討を行なったので報告する。
- 日本魚病学会の論文
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