大腸上皮性腫瘍を伴った von Recklinghausen 病の2症例
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概要
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大腸上皮性腫瘍を伴ったvon Recklinghausen病の2症例を経験した.<BR>症例1は65歳女性.S状結腸に直径20mmの広基性ポリープを認め,piecemeal polypectomyを実施した.組織は深達度mの腺腫内癌で断端部に癌浸潤は認められなかったが経過中に残存した隆起性病変が次第に増大したため,癌の存在が疑われ,楔状切除術が行われた,残存した隆起は一部高度異型を示す腺腫であった.<BR>症例2は36歳女性,S状結腸に直径8mmの有茎性ポリープを認め,snare polypectomyを実施した.組織は中等度異型を示す腺腫であった.本症に大腸上皮性腫瘍を併存した症例は極めて少なく,文献的考察も加え報告した.
著者
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高橋 秀理
東京医科大学 第四内科
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木下 剛
東京医科大学 第四内科
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窪田 良彦
東京医科大学 第四内科
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堀向 文憲
東京医科大学 第四内科
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竹下 俊隆
東京医科大学 第四内科
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宮岡 正明
東京医科大学 第4内科
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斉藤 利彦
東京医科大学 第4内科
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白鳥 泰正
東京医科大学八王子医療センター消化器内科
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陳 培欽
東京医科大学第4内科
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松本 英一
東京医科大学内科
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杉浦 弘和
東京医科大学 第4内科
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勝亦 重弘
東京医科大学八王子医療センター消化器内科
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木下 剛
東京医科大学第4内科
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大曽 根卓
東京医科大学第4内科
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杉田 健一
東京医科大学第4内科
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芦澤 眞六
東京医科大学第4内科
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