ウサギ脳室内投与によるProstaglandinsおよびArachidonic acidの血圧反応
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概要
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prostaglandins(PG)E<SUB>2</SUB>,F<SUB>2α</SUB>,I<SUB>2</SUB>およびこれらの前駆物質であるarachidonic acid(AA)をウサギ脳室内に投与して,血圧に及ぼす影響を検討した.PGE<SUB>2</SUB>(0.03〜1μg/0.1ml/rabbit)は用量依存的に血圧を上昇させたが,PGF<SUB>2α</SUB>は血圧に有意な変動を与えなかった.PGI<SUB>2</SUB>(0.3〜10μg/0.1ml/rabbit)は用量依存的に血圧を下降させた。AA(0.1〜10μg/0.1ml/rabbit)は血圧を上昇させたが,用量依存性は認められなかった.indomethacinの脳室内前処置によって,これらのPGの昇圧効果または降圧効果は影響されなかったが,AAの昇圧効果は抑制された.以上の結果から,AAの血圧に及ぼす効果は,AAから脳組織内で生合成される種々のPG,ことにPGE<SUB>2</SUB>やPGI<SUB>2</SUB>をはじめとした幾つかの活性PGの作用から成り立っていると推察される.
- 社団法人 日本薬理学会の論文
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