正常血圧,自然発症高血圧ならびに腎性高血圧ラットの血圧に対するDiltiazem hydrochlorideの作用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Diltiazemの降圧作用を正常血圧,自然発症高血圧および腎性高血圧ラットで検討した.ウレタン麻酔または無麻酔正常血圧ラットにdiltiazemを静脈内投与(0.1〜3mg/kg)すると,用量依存的な降圧が認められた.また,麻酔ラットに十二脂腸内投与(1〜50mg/kg)しても,血圧は用量依存的に低下した.心拍数は無麻酔下では増加したが,麻酔下では減少した.この無麻酔下でのdiltiazemによる心拍数増加作用はpropranololで抑制された.一方,自然発症高血圧ラットの血圧もdiltiazemの静脈内投与(0.03〜1mg/kg)によって用量依存的に低下し,心拍数は増加した.また,経口投与によっても自然発症高血圧ラットの血圧は低下した.さらに,幼若自然発症高血圧ラットにおいて,加令とともに上昇する血圧はdiltiazem(30mg/kg/day,30日)の連続経口投与によって抑制された.腎性高血圧ラットにおいても,diltiazem(50mg/kg p.o.)は降圧作用を示した.一方,正常血圧ラットで,norepinephrineまたはangiotensin IIによる昇圧作用は血圧に影響しない用量のdiltiazemによって抑制された.
- 社団法人 日本薬理学会の論文
著者
-
村田 栄
田辺製薬株式会社薬理研究所
-
佐藤 匡徳
田辺製薬株式会社薬理研究所
-
成田 寛
田辺製薬株式会社薬理研究所
-
山口 勲
田辺製薬株式会社薬理研究所
-
佐藤 匡徳
田辺製薬薬理研
-
冨田 みどり
田辺製薬株式会社薬理研究所
-
山下 桂子
田辺製薬株式会社薬理研究所
関連論文
- Ca2+ 拮抗薬 Diltiazem の気管支拡張作用
- (−)-1-(3, 4, 5-trimethoxybenzyl)-7-hydroxy-1, 2, 3, 4-tetrahydroisoquinoline HCl(l-MTI)の気管支拡張作用
- (−)-1-(3,4,5-trimethoxybenzyl)-5,7-dihydroxy-1,2,3,4-tetrahydroisoquinoline HCl(l-DTI)の気管支ならびに心臓血管系に対する作用
- (±)-1-(3, 4, 5-trimethoxybenzyl)-6-hydroxy-1, 2, 3, 4-tetrahydroisoquinoline hydrochloride (CV-705) の麻酔犬における血管拡張作用
- DOCA/saline高血圧ラットにおけるDiltiazem hydrochlorideの降圧作用
- 正常血圧,自然発症高血圧ならびに腎性高血圧ラットの血圧に対するDiltiazem hydrochlorideの作用