ヒ素代謝に関する研究(第22報)ヒ素剤がラットの自発運動,条件回避反応,消去および遊泳運動におよぼす影響について
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概要
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ヒ素がラットの自発運動,条件回避反応学習とその消去および遊泳運動にどのような影響を与えるかを観察した.また哺乳期の栄養状態にょってこれらの行動に相違が見られるとの報告があるので,離乳期において体重の大きい群(26〜35g)と小さい群(25g以下)の2群のラットを選抜しこれらの行動をしらべたが,両群の間に差がなかつた.哺乳期にAS<SUB>2</SUB>O<SUB>3</SUB> 2mg/kgを与えた少量群と15mg/kgを与えた大量群にっいて比較した場合,少量群では自発運動,条件回避反応学習,消去および遊泳運動のいずれにも無投薬群と差異はなかった.しかし大量投与群では自発運動量は増加し,条件回避反応学習は無投与群に比し好成績を示した.
- 社団法人 日本薬理学会の論文
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